コップの水理論

コップの水が半分入っているのを見て、

①「まだ半分残っている」
②「もう半分しか残っていない」

という2つの捉え方について、
①がポジティブ、②がネガティブという様な事を
聞いた事のある方も多いと思います。

これは、有名な経営学者ピーター・F・ドラッガー
の「コップの水理論」と呼ばれるもので、

『同じものを見ても、捉え方や感じ方は人によって違う』
事を表しています。

どちらがポジティブ、ネガティブという単純な事ではなく、
様々な意見もある様です。

②の「半分しかない」と考える人には、
優れた調整能力があるとも考えられます。

例えば、
「納期までに1週間しかない」と考える人は、
「1週間もある」と考える人よりも、積極的に
行動する事も出来ます。

不安が行動力を促進させるからです。

さらに、「半分しかない」と考える人は、
あらゆるシナリオを想定出来ます。

予想出来る悪いシナリオが起こらない様に、最善の手を打つのです。

 

「もっと〇〇さんの様に、ポジティブになれたらなあ」と、
自分の性格や考え方のネガティブな部分を、良くないと
思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、上記の例の様に、
心配性だから、慎重派だから、失敗しなかったり、
信頼を得ている事も、多々あるのではと思います。

自分は自分らしく、でいいと思います。

 

投稿者プロフィール

大野快人
大野快人くれたけ心理相談室(三重県 津支部)心理カウンセラー
三重県津市を拠点に、ご自宅への訪問やカフェでの、心理カウンセリングを承っております。自分1人では気付けなかった、心の中にある本当の気持ちを、一緒に探すお手伝いをさせて頂きます。

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