私自身、鬱(うつ)による精神科のストレスケア病棟での2ヶ月半の入院経験があります。その時に、病院の更生プログラム等で学んだ事や、発達障害を含む、多くの精神疾患 の患者さんと、話をする事で得た生の声や、共感した事がたくさんあります。
鬱同様、発達障害もその発言や行動が症状によるものなのか、個人の性格や、怠慢なのかが分かりにくい為、周りから理解されにくい事も、経験上知っています。私は医者ではありませんので、発達障害等の症状を治す事は出来ませんが、そういった理解されにくいという事実や、身近な人(家族やパートナー)にさえ伝わりにくい、という辛さを知っているという事は、重要ではないかと思っています。

私自身、適応障害や鬱で苦しんでいた時に、会社で話を聞いてくれた上司が、「そういう経験が無いから分からないけど」から始まるのと、「俺も経験がある」から始まるのでは、前者には「話をしてもどうせ分からない」と強く思ったのと、後者には「この人なら分かってくれるかも」と期待したのを今でも鮮明に覚えています。

現実でも、そういった知識や経験が無い為に、相談に乗る側の人の、発言や態度、受入れる職場の対応として、正しい対応とは言えない状況が多々あります。発達障害の人に対して、障害者雇用の枠で採用しているにも関わらず、職場内にその情報が共有されてなかったり、仕事や理解が遅い事に腹を立て、怒鳴ったり、コミュニケーションが、上手く出来ない事を馬鹿にしたり。
それにより、辛い思いをされる事もあると思いますが、「こんな事も出来ない自分が悪い」、「こんな私でも雇ってくれてるのだから」等と、自分を責めないで欲しいと思います。正しく理解して、味方になってくれる人も必ずいます。誠実にきちんと対応している、会社も職場もたくさんあります。

1人で抱え込んだり、我慢したりせずに、相談して欲しいと思います。先に述べた自身の経験を踏まえて、あなたや(そのご家族)の気持ちが、もっと楽になる様な捉え方や、考え方、方法を、一緒に考えたいと思っています。

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