ある人にとっては、

1人息子は、同級生の妻との間に38歳の時に出来た、待望の子供です。

最後の2~3年は、不妊治療等を受けながら、
夫婦共に悩んでいた時期があります。

最も深刻だった頃は、
百貨店の子供服売り場を横切るのも、
テレビでオムツのCMを見るのも、辛かったですね。

営業中、レストランで昼食を取っていた時、
ベビーカーに乗った可愛い赤ちゃんを連れてきた夫婦が、
隣に座りました。
私のテーブルのすぐ横に赤ちゃんがいたので、
可愛いなぁと眺めていると、
知らない間に涙がボトボト落ちて、
怪しい人と思われて、赤ちゃんを抱き抱えて、
私から遠ざけられた事もありました。

多くの人にとって、微笑ましい幸せな場面が、
ある人には、残酷で辛い場面であるという事を、
当時痛感していました。

そのせいかそれ以来、

誰しもが微笑む様な、幸せな場面でも、
「誰かがこれを見て、辛い思いをしてるのかな」、
という風に考える事があります。

人の悩みはそれぞれで、
他人の悩みを理解する事なんて、
出来ないのかも知れません。

けれど、人の悩みを聴いて、
一緒になって考えたり、その人の心に寄り添う事で、
その人の心が、少し軽くなる事はあると思います。

その様なカウンセラーでありたいと思います。

投稿者プロフィール

大野快人
大野快人くれたけ心理相談室(三重県 伊勢支部)心理カウンセラー
三重県伊勢市を拠点に、ご自宅への訪問やカフェでの、心理カウンセリングを承っております。自分1人では気付けなかった、心の中にある本当の気持ちを、一緒に探すお手伝いをさせて頂きます。

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