受け容れる事

ストレス社会といわれる現代、日本では社会人の4人に1人が
程度の差こそあれ、鬱を患っているとの事です。

私も鬱により、10年以上苦しんだ経験がありますが、
長引いた要因の一つに自分や、身近な人の意識の問題があると思います。

 
自分が鬱である事を受け容れる事や、鬱の薬を飲む事に抵抗のある人は
多いのではないかと思います。

私も、鬱なんて精神の弱い人がなる病気であって、長年空手で心身を
鍛えてきたつもりだった自分が、なる訳無いと思っていましたし、
医師の言う通り薬を飲むと、それによって本当に鬱の仲間入りしてしまう
様な気がして、薬には強い抵抗がありました。

だから、少し調子が良くなると、なるべく薬を飲むのを止めようと思っていたし、
実際に、勝手に量を減らしたり、通院を止めたりもしました。

 
結果的に、症状が酷くなり休職もし、家庭崩壊の危機も感じた為、
入院に踏み切った事で、そこから好転していきましたが、

回復した大きな要因として、
①まず病気である事を受け容れて、
②医師と相談しながらきちんと薬を飲み、
③休養の時間を取った事が

あると強く実感しています。

 
自分だけでなく、味方である家族や友人でも、意見の違いがあるので
難しい面があるとは思いますが、

まずは自分が受け容れる事は、大事だと思います。

投稿者プロフィール

大野快人
大野快人くれたけ心理相談室(三重県 伊勢支部)心理カウンセラー
三重県伊勢市を拠点に、ご自宅への訪問やカフェでの、心理カウンセリングを承っております。自分1人では気付けなかった、心の中にある本当の気持ちを、一緒に探すお手伝いをさせて頂きます。

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